この記事では水槽にパネルヒーターを当てる方法について解説します。
水槽に当てるパネルヒーターを使ってみたいけど、使い方ってよくわからないですよね。
火事は起こらないのか、どんなヒーターを使えばいいのか迷うと思います。
そこで、今回は魚のためのパネルヒーターの使い方についてまとめてみました。
- 水槽に当てるパネルヒーターの使い方
- 火事の危険や電気代について
- おすすめの水槽用パネルヒーター5選
それではさっそく解説していきます♪
パネルヒーターを使うなら、ビバリアの「マルチパネルヒーター」がおすすめです。
金魚鉢やアクアリウムなど、小さめの水槽をお使いの方にちょうどいいサイズですよ!
ネット通販なら消費電力やサイズ展開も豊富になっています!
目次
パネルヒーター水槽用の使い方って?
水槽用パネルヒーターの使い方のコツについて、4つご紹介します。
- 水槽の底面に置く
- 水槽に水温計を入れる
- 部屋の暖房器具も活用する
- ヒーターの下に断熱シートを敷く
熱帯魚は名前から想像ができる通り、温かい水の中でしか生活できません。
種類にもよりますが、大体23℃から28℃で飼育することが多いと言われています。
なので、水温が15℃から20℃以下くらい低くなると、命の危機にさらされることにもつながります。
最近、私も熱帯魚を飼い始めまして、冬が近づいてきたので水槽用ヒーターを購入しようと思っていました。
最初は水槽の中に入れられるヒーターを買おうと思っていたのですが、なんと5リットル以下の水槽は入れられないみたいなんです。
私の家にある水槽は可愛らしい丸型のアクアリウムで、そもそも水槽自体が小さいので、なかなか設置しにくいとのことで断念。
そういうことならとパネルヒーターの購入に至りました。
しかし、ここでまた問題が発生。
パネルヒーターは水槽の中に入れられず、水温のセンサーもないので、温度が熱くなりすぎたり、逆にあまり温まらなかったり、管理がとっても難しいのです。
困りましたが、他に方法はないですし、お魚ちゃんたちの体調が悪くなるのは絶対に避けたいので、パネルヒーターの上手な使い方について調べてみました。
底面に置く
パネルヒーターは水槽の下に敷くだけなので、設置はとっても簡単です。
設置場所は水平な場所を選び、直射日光が当たるような場所や1日の温度変化の激しい場所は避けるようにしましょう。
また、パネルヒーターを超える大きさの水槽を置くと、不安定で転落の恐れもあるので、水槽の大きさに合ったものを使ってくださいね。
ただ、このパネルヒーター、実際の水槽の水温を感知して調整しているわけではないため、水温調節が少し難しいです。
そこで登場するのが水温計です。
水温計を入れる
水槽用ヒーターは水温計とセットで使いましょう。
水温計を使うことで、水温を正確に把握するだけでなく、ヒーターの故障などを早急に検知できます。
魚にエサをあげるタイミングなど、適宜温度をチェックしてあげてくださいね。
温度管理にはデジタル水温計の購入がおすすめですよ!
最近は、センサーのみ水槽に入れるデジタル水温計も販売されています。
場所を取らないため、水槽のレイアウトを邪魔することもありません。
私は可愛いアクアリウムを使っているので、デジタル水温計はとっても重宝しています!
部屋の暖房器具も活用する
部屋の暖房器具も活用することで、安定した水温管理ができるようになります。
先ほどからお話ししているように、パネルヒーターは水温を感知しているわけではないため、水温が上がりすぎてしまうこともあるようです。
また、どのくらい温まるかは外気温などにも左右されます。
なので、最初は水温計も活用しながら、外気温が何℃から何℃で安定するのかこまめにチェックしてみてください。
そして、水温の安定する外気温がわかったら、暖房器具をその温度に設定してみましょう。
かなり水温管理が楽になると思いますよ!
ヒーターの下に断熱シートを敷く
ヒーターの下に断熱シートなどを敷くと、保温がより効果的に行えます。
このシートは周囲に放出される熱をせき止めてくれるため、水温の低下が緩やかになり、ヒーターの稼働時間を短くすることができます。
つまり、節電にもなるということですね!
断熱シートは通販などで購入してもいいですし、アルミシートやダンボール、発泡スチロールで自作するのもいいと思います。
ただ、自作のものですと不安定なつくりにもなりやすいので、その点は十分に注意してくださいね。
ぜひいろいろなものを活用しながら、快適な飼育環境を整えてあげましょう!
ちなみに、ペットを飼っていると暖房の使い方に悩みませんか?
この記事では、おすすめの暖房器具や暖房の代わりになるものについて解説していますよ♪
パネルヒーター水槽用の火事の危険性は?
パネルヒーターで火事が起きることはほとんどないようです。
やはり、水槽に入れられるヒーターの方が発熱温度もかなり高いため、そちらのヒーターの方がリスクもかなり高いです。
ただし、リスクが全くゼロというわけではないため、以下の点に注意することをおすすめします。
- 空焚き(からだき)をしないこと
- SHマークやSPマークがついた製品を購入する
電気や熱を使う分、火事の危険性はつきものです。
正しく使って、毎日可愛い魚ちゃんたちが元気に過ごせるようにしてあげましょう♪
空焚きをしないこと
火災の原因で多いのが、水槽用ヒーターの空焚き(からだき)です。
何らかの要因でヒーターを空焚きしてしまい、高温になったヒーターに可燃物が触れて発火、火災に発展するケースがみられています。
水槽の中に入れられるヒーターは、中心部分の表面温度が700℃以上に達することもあるため、可燃物に接触すると着火しやすいと言われています。
一方で、パネルヒーターの最高温度は高くても70℃ほどで、100℃を超えることはなさそうなので、そこまでリスクはありません。
ただ、火事の危険性が全くゼロとは言い切れません。
特に、水槽の掃除をする際は、水槽内の水を抜くことがあるため注意が必要です。
普段と違うことをする際は、しっかりパネルヒーターの電源がオフになっているか確認してから取りかかりましょう。
安全マークのついた製品を購入する
安全マークのついた製品を購入することをおすすめします。
安全マークとは以下のものです。
- SHマーク(Safety Heaterマーク)
- SPマーク(Safety Petsマーク)
昔は水槽用ヒーターの空焚き事故により、火災が起きることもあったようです。
そこで、2012年にメーカー団体が自主的に「観賞魚用ヒーター安全対策協議会」を作り、独自の基準を設定し、基準を満たすものにはSHマークがつくようになりました。
その後、2015年にSHマークは観賞魚のみならず幅広いペットの安全基準の内の一つであるSPマークに変わりました。
そのため、今販売されている水槽用ヒーターはこれらのマークがついているものがほとんどだと思います。
一応、購入の際にマークがついているか確認してみてくださいね。
ベタのパネルヒーターの電気代は?
パネルヒーターの電気代はそこまでかからないようです。
ベタは熱帯魚のため、温水の中でしか生活することができません。
そこでパネルヒーターを使うのですが、ヒーターは1日中つけることも多いため、電気代が気になりますよね。
ここからは、気になる電気代について計算してみたいと思います。
まず、一般的なパネルヒーターの使用ワット数は、およそ8W〜32Wほど。
1kWhの電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている電力料金単価によると、約31円です。(2025年1月時点)
電気料金の単位を[kWh]から[Wh]に直すので、0.031円となります。
この状態で1日24時間パネルヒーターを使ったとすると、計算式は以下のようになります。
【ワット数が8Wの場合】 0.031(円)×8(W)×24(時間)×30(日)=約179円 |
【ワット数が32Wの場合】 0.031(円)×32(W)×24(時間)×30(日)=約714円 |
計算単価は商品などにより多少違いがあるため、商品の表示金額と誤差が出ることがあります。
ですが、パネルヒーターならどんなに高くても1ヶ月の電気代は約714円以内に収まりそうですね。
ヒーターは年中使うものではないため、冬だけと考えるならベタのために使ってみてもいいかもしれません。
ネットで調べてみると10W台のヒーターもあるので、電気代はかなり抑えられそうですよ!
ベタといった熱帯魚を飼っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
ベタのパネルヒーターおすすめ5選
ここからは、ベタなどの熱帯魚におすすめなパネルヒーターをご紹介していきます。
ここまでパネルヒーターの使い方や注意点について解説してきましたが、「じゃあ実際にどのヒーターを買えばいいの?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
私自身、パネルヒーターについて調べてみましたが、ほとんど水槽に入れる用のヒーターばかり出てきて、探すのにとっても苦労しました。
この記事を見れば、どんなヒーターを選べばいいのかわかるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
それでは、まずはヒーターの選び方から解説していきます。
選び方は「価格」など5つのチェックポイントがあります。
- 価格
- サイズ
- 消費電力
- 温度設定
- 表面温度
やはり気になる価格はもちろん、水槽のサイズに合ったものを選ぶのが大切ですよね。
また、消費電力も毎月の電気代にかかってくるため、チェックしておきたいところです。
温度設定については、一定の温度でしか温まらないものと、表面温度を調節できるものがあります。
温度設定できる方が、水温を調節しやすいのでおすすめですね。
最後に、表面温度については、ヒーターの幅が広い方が、外気温に合わせて水温を調節しやすくなるそうなので、こちらもチェックしておきましょう。
それでは、みなさんお待ちかねのおすすめ商品をご紹介します。
商品名 | 価格 | サイズ | 消費電力 | 温度設定 | 表面温度 |
---|---|---|---|---|---|
アクアパネルヒーター | 4,400円 | 横24.0cm 縦11.5cm | 12W | ◯ | 25℃〜60℃ |
ボトムヒーター20 | 4,557円 | 横22.5cm 縦23.0cm | 16W | × | 40℃〜50℃ |
ピタリ適温プラス | 2,480円 | 直径14.0cm | 3.5W | × | 40℃〜45℃ |
マルチパネルヒーター8W | 4,400円 | 横16.0cm 縦16.0cm | 8W | ◯ | 25℃〜45℃ |
マルチパネルヒーター14W | 4,520円 | 横24.0cm 縦15.5cm | 14W | ◯ | 25℃〜45℃ |
※価格は楽天市場で、2025年1月時点のものを表示しています。
5つのチェックポイントも踏まえながら、それぞれの商品を詳しく解説していきますね!
アクアパネルヒーター12W
まずは、水作株式会社の「アクアパネルヒーター12W」です。
水作株式会社は老舗のアクアリウムメーカーで、ベタ用のパネルヒーターとして販売されています。
細長い形をしているため、丸型よりもコレクションケースといった複数の水槽を持っている方におすすめです。
ヒーターの上に水槽を並べて置くことができちゃいますね。
表面温度をダイヤルで調節できること、温度も25℃〜60℃と幅広く設定できるので、温度管理がしやすいところもポイントです。
なんと、断熱シートもついているので、保温効果アップで省エネですね!
ボトムヒーター20
続いては、GEXの「ボトムヒーター20」です。
正方形の形をしているため、どんな形の水槽にも使えそうです。
この商品のポイントは、ヒーターの素材にあります。
ヒーターの素材に特殊ファイバーと均熱アルミを使用しているため、水槽全体を均等に効率よく温めることができるのです。
パネルヒーターは水槽の中に入れられないため、水流の力で温度を均一にできないなとデメリットを感じていましたが、このヒーターならそんな悩みも解決してくれそうです。
一方で、設定温度は約45℃と調整はできません。
また、この温度は水温が45℃に保たれるわけではないようです。
なので、水温計を使って定期的に水温をチェックしてあげることが必要そうです。
ピタリ適温プラス 丸 大
続いては、みどり商会の「ピタリ適温プラス 丸 大」です。
名前のとおり丸型をしているため、金魚鉢やアクアリウムを使っている方にとってもおすすめの商品です。
ベタを飼っている私もこちらのヒーターを愛用しています!
価格も電気代も、他のヒーターと比べてかなり安価なので、そこも購入を決めたポイントですね。
さらにこちらの商品、外気温に応じて表面温度が変化してくれます!
外気温が寒いと水温も低くなりますので、変化に合わせて温度を調節してくれるのはかなり助かりますよね。
ただ、実際の水温はどのくらい温まっているのかわからないため、水温計の設置は必須のようです。
マルチパネルヒーター8W
続いては、ビバリアの「マルチパネルヒーター8W」です。
こちらも正方形タイプなので、それより小さい丸型水槽や底面が四角い水槽をムラなく温めることができます。
さらに設置面からの熱だけでなく、遠赤外線も出ているため、両方から効率よく水槽内を温めることができます!
この商品のおすすめポイントは、温度の設定範囲が広いことです。
ダイヤルで25℃〜45℃まで設定ができちゃいます。
水温を細かく調整できるものがいいという方にはおすすめです。
マルチパネルヒーター14W
最後は、ビバリアの「マルチパネルヒーター14W」です。
あれ、さっきのパネルヒーターと同じ商品?
はい!ビバリアのヒーターは種類が豊富なんです!
ビバリアのマルチパネルヒーターは、これらの他にも消費電力が16W、32Wのものが販売されています。
さらに、サイズや形も豊富なので、自分が使っている水槽の大きさに合わせたヒーターが見つかりやすいと思いますよ!
今回8Wと14Wのものをご紹介したのは、消費電力やサイズが小さめの水槽を使っている方に適したものだったからです。
これ以上のヒーターですと、サイズも大きくなるため、水槽からかなりはみ出てしまう可能性もあります。
もし他のサイズのヒーターも見てみたいという方は、ネットなどで調べてみるといいと思います。
ちなみに、ペットの臭いに悩んでいる方はいらっしゃいますか?
この記事では、臭いや部屋につけられる傷などの対策について詳しく解説していますよ♪
まとめ
- 水槽用パネルヒーターの使い方のコツは4つ
- 火事のリスクは小さいが、空焚きといった使い方には注意
- 1ヶ月の電気代は約714円以内
- おすすめのパネルヒーター5選
今回は、水槽用パネルヒーターの使い方や気になる電気代、おすすめの商品について解説してきました。
パネルヒーターは水温管理が難しい一方、水温計や断熱マットなどを活用することで解決できるとわかっていただけたのではないでしょうか。
美しい熱帯魚を美しい水槽で飼うためにも、パネルヒーターを使ってみてはいかがでしょうか!
パネルヒーターの購入を検討中の方には、ビバリアの「マルチパネルヒーター」がおすすめです。
ヒーターの形や消費電力、サイズが豊富に揃っているため、使っている水槽にあったものを見つけられます!
ネット通販なら、いろいろな商品と比較もしやすいためおすすめですよ。