スーツケースのサイズがわからない!機内持ち込みサイズや入れ方も♪

旅行や出張で荷物を入れるスーツケースのサイズに悩んだ事はありませんか?

  • スーツケースのサイズの目安がわからない
  • 国内線の機内持ち込みが可能なスーツケースのサイズがわからない
  • 無料で手荷物を預かってくれるサイズは?

私は、初めての海外旅行でスーツケースの規定がわからないまま、手荷物の代金が高額になってしまった苦い経験があります。

この記事でわかること
  • スーツケースのサイズの目安は、10L=1泊分
  • 国内線に機内持ち込みができるサイズは、3辺の合計が100cm以内または、115cm以内
  • 無料手荷物を預かりのサイズの規定は、3辺の合計が158cmが多い

宿泊数や、ご自身の荷物の量、帰りのお土産などによっても、ちょうどいいスーツケースのサイズが変わってきます。

自分の目的にあったスーツケースのサイズを一緒に見ていきましょう。

スーツケースのサイズがわからない!?

スーツケースのサイズの目安は「10L=1泊分」が一般的です。

スーツケースのサイズがわからない場合は、目安を基準として泊数と、荷物の量や旅先の天候などを考慮して、選びましょう。

旅行へ行くと、お土産を買ってくるケースがほとんどだと思いますので、目安より少し大きめのサイズのスーツケースをご紹介します。

サイズの目安がわからない場合は、ぜひ参考にして、スーツケースを選んで下さい。

40L以下のSサイズは短期旅行向け

国内旅行や、1~2泊程度の短期出張などにおすすめで、大きすぎないため、女性でも持ち運びしやすいサイズ感です。

30L以下のサイズを選ぶと、ほとんどの場合は機内持ち込みができる事が多く、搭乗手続きをスムーズに進められます。

コンパクトでお値打ちな価格帯で販売されている事が多いため、例えばご夫婦で色違いのスーツケースを1つづづ保有するのも楽しそうです。

すでにスーツケースを1つ持っているので、子供が大きくなってきてもう1つ買いたしたい場合にも、軽くて運びやすくていいですね。

利用しない時に自宅へ保管しても場所を取らないというのも、このサイズの魅力ですね。

機内に持ち込めるのは便利でいいね!

60L以下のMサイズは短期海外旅行向け

アジアなど近場で短期の海外旅行や、3~4泊程度の旅行におすすめで、合宿や帰省にも使いやすいサイズ感です。

中身が重たくなりがちですので、移動に電車やバスなどを乗り継ぐ予定であれば、軽めのスーツケースを検討してみましょう。

一般的によく利用される事が多いサイズで、女性でも持ち運びしやすく、帰りのお土産もしっかり入れる事ができますね。

家族の荷物を1つにまとめて、荷物の個数を減らしたい場合も、このサイズであればまとめる事ができそうです。

90L以下のLサイズは長期滞在向け

オーストラリアやハワイなど、5泊〜7泊程度の海外旅行や、短期留学に使い勝手のよいサイズ感です。

スーツケース自体の重量が重たくなりますので、軽くて丈夫な素材のものを選びましょう。

サイズが大きくなる分、無料の荷物預かりの対象外になってしまう事も多いようなので、わからない場合は事前に確認しておくのもいいですね。

家族の荷物を1つにまとめてもしっかり収納できて、帰りのお土産も充分入れることができますよ♪

90L以上のLLサイズは長期滞在向け

ヨーロッパやアメリカなど1週間以上海外旅行や、留学など、荷物が多くなることが想定される場合におすすめのサイズ感です。

長期滞在で必要になる服や小物を詰めても充分な容量で、お土産もしっかり詰める事ができます。

荷物が増えて重たくなってしまう分、丈夫で軽い素材を選ぶことで、移動を少しでも楽にすることができます。

キャスターも、タイヤがダブルキャスターになっているものや、スムーズに動くタイヤがついているものを選ぶといいでしょう。

L字型のスーツケース・子供連れにおすすめ

L字型になっていて、子供を乗せたままスムーズに移動できる、子連れには嬉しいスーツケースです。

アルファベットのL字型の部分に馬に乗るような体制で子供を乗せて、スーツケースを動かすことが可能です。

子供の足置き場、安全ベルト、ハンドルがついていて、安全性が高いものが多いようです。

容量や、重さ、サイズが様々ありますので、お子様の体重に合わせて検討してみるのも良さそうですね。

旅先で子供にグズグズされたり、抱っこをせがまれたり、椅子の代わりや迷子の防止など、子連れ旅行に起きがちなトラブルを解消できますよ。

スーツケースを機内持ち込みできるサイズ・国内線編

国内線に機内持ち込みができるスーツケースのサイズは、3辺の合計が100cm以内または、115cm以内です。

搭乗する飛行機の座席数が100席以上あるかないかでルールが異なりますので、事前に航空会社のHPなどで確認をして下さい。

スーツケースを購入する前に、国内線の機内持ち込みをするかしないかを決めて、サイズを決めておきましょう。

ハンドルやキャスターなど、出っ張っている部分もすべてサイズに含まれますので、その点も忘れないように注意してください。

国内線で機内持ち込み可能なサイズ

国内線での機内持ち込み可能なサイズは、飛行機の座席数によって決まっています。

<座席数が100席未満の場合>

スーツケースの3辺の長さの合計が100cmで、縦45cm×横35cm×高さ20cmまでとなります。

重さは、カメラやカバンなど身の回りの品物を含めて、1人10キロ以内です。

<座席数が100席以上の場合>

スーツケースの3辺の長さの合計が115cmで、縦55cm×横40cm×高さ25cmまでとなります。

重さは、カメラやカバンなど身の回りの品物を含めて、1人10キロ以内です。

国際線について、スーツケースのサイズの計測方法については、こちらの記事に詳しくまとめられています。

興味のある方はぜひ参考にして下さいね!

スーツケースのサイズの測り方

航空会社で測定されるサイズは、ハンドルやキャスターなど突起した部分を含めた全体サイズである「総外寸サイズ」で表記されています。

また、スーツケースは、「高さ×横幅×奥行(cm)」と表記して販売されている事がほとんどです

機内への持ち込みや荷物の預け入れの際は、サイズで区分されますので、その表記方法について知っておきましょう

<外寸>

スーツケース本体のサイズを表し、ハンドルやキャスター等の突起した部分を含めない寸法の事です。

<総外寸>

スーツケース全体のサイズを表し、ハンドルやキャスター等の突起した部分を含める寸法の事です。

機内持ち込みをするメリット・デメリットは?

機内持ち込みをすると時間短縮ができる一方、荷物の量に制限がある場合もあります。

<メリット>

海外旅行の場合、空港でも荷物の盗難の不安が高く安心はできないため、対策のために機内持ち込みしておくのも安心です。

1泊分の着替えを機内持ち込みしておくと、万が一盗難にあった場合も慌てずに済みそうです。

<デメリット>

残念ながら、持っていきたいと思っていた荷物を諦めないといけない場合もあるでしょう。

また、飛行機の後方の座席になってしまった場合、手荷物を下ろしてから飛行機を出るまでに時間がかかってしまうケースがあります。

新幹線に持ち込み可能なスーツケースのサイズ

新幹線も、持ち込み可能なスーツケースのサイズが決まっていて、大きさによっては事前に座席の予約が必要です。

乗る予定の新幹線のサイトを事前に確認して、スーツケースの大きさに応じて専用スペースとセットになった座席の予約を取りましょう。

私は、東海道新幹線の自由席の車内で、最後部座席の背もたれの後ろに知らない人のスーツケースがあり座席が倒せなかったことがあります。

幸い、すぐにスーツケースを移動させてくれてトラブルになりませんでしたが、トラブルに発展する場合も考慮して予約をしましょう。

3辺の合計が160cmから250cmの場合

スーツケースの3辺の合計が160cmから250cmの場合は、「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」の予約が必要です。

「特大荷物スペースつき座席」の場合、車両の最後部にある座席の後ろに置く事となり、座席と荷物を置くスペースのセットで購入することが出来ます。

対象の座席は、予約した方の専用スペースになるため、予約をしていない場合はスーツケースなどの荷物を置く事はできません。

「特大荷物コーナーつき座席」は、対象の席の近くにあるデッキ部分に設けられた荷物置き場をご利用可能です。

「特大荷物スペースつき座席」「特大荷物コーナーつき座席」が設定されていない車輌もありますので、ご自身が乗る新幹線が設定されているか事前に確認しておきましょう。

他のお客さんと譲り合って、お互いに気持ちよく荷物が置けるといいですね

<予約方法>

ネット予約、券売機での予約、窓口での予約が可能で、予約画面上に「特大荷物スペースつき座席」もしくは「特大荷物コーナーつき座席」を選択してください。

もし3辺が160cm以上ある荷物を持って、予約せずに新幹線に乗ってしまうと、乗務員の方に指定された場所にスーツケースを置く事となります。

その対応に対して、追加で手数料(1000円程度)を支払う必要がありますので、事前に予約を行う方が良さそうですね。

<3辺の合計が160㎝程度の場合>

3辺の合計が160cm程度(例:30×50×80cm)であれば、荷物棚に乗せておくことも可能です。

荷物棚の奥行きは40cm〜45cm程あり、スーツケースの幅が50cm程度であれば多少はみ出しても置く事は可能です。

特に混雑している時は、荷物棚がいっぱいになり置きづらい時もありますが、荷物が落下しないように配慮しながら置くようにしましょう。

<3辺の合計が120cm程度の場合>

3辺の合計が120㎝程度(例:25×40×55cm)であれば、身体の大きさにもよりますが、普通車に乗る時に足元に置く事ができそうです。

隣に座っているお客さんの邪魔にならないように配慮して、譲り合ってスーツケースなどの荷物を置くようにしましょう。

スーツケースの大きさによっては、荷物を発送する手もありますね!

スーツケースは158cmぴったりが規定サイズ

無料でスーツケースなどの手荷物を預かってくれるサイズの規定は、3辺の合計が158cmぴったりとしている航空会社が多いようです。

調べたところ、座席や、ご自身のプラン、目的地や飛行機の大きさによって無料になる重量や超過料金が異なるようです。

ぴったりのサイズから超過する場合、超過料金を計算できる航空会社のサイトもあるので、自分の荷物のサイズがぴったりか航空会社の規定を確認して下さい。

<航空会社別のサイズ規定(目安)>

航空会社3辺の合計重量超過料金
ANA203cm20~40キロ最大4,500円
JAL158cm20~45キロ440円(1キロ)
アメリカン航空158cm23~32キロ150~200ドル
エールフランス158cm
スカイマーク230cm1,000円
デルタ航空158cm23キロ45ドル
チャイナエアライン158cm
ユナイテッド航空158cm32キロ

スーツケースはレンタルする選択もある

旅行には必要ですが時々しか使わないスーツケースは、なんとレンタルできます。

特に大きなサイズになると、数年に1度しか使わない場合もあるでしょうし、購入後に自宅で保管しておくのも大変ですよね。

購入する場合とレンタルする場合で、金額に差があり、お値段で選ぶか、借りる事の気軽さを優先するか、悩みますよね。

詳しくは次の記事で説明されているので、レンタルも候補にしている方はぜひ読んでみて下さいね。

スーツケースへの入れ方を工夫してみよう!

スーツケースに入れる洋服やアメニティなどをコンパクトにまとめる工夫をする事で、スーツケースのサイズを小さくすることができます。

重さによって収納する位置を変えたり、小分け容器や圧縮袋などを使う事で、荷物をギュッと小さくしておきましょう。

飛行機の機内へ液体を持ち込む場合、国際線と国内線で持ち込める液体の量や種類が異なる場合もありますので、事前に航空会社のサイトで確認することをおすすめします。

フロントオープン機能や、エキスパンダブル機能のように、用途によって使いやすい機能がついているスーツケースも合わせて紹介しますので、一緒に見ていきましょう。

重たいものは下に軽いものは上に入れる

持っていくものの中でも重たいものは、スーツケースのキャスターがついている底側に詰めましょう。

スーツケースを左右に空けた時に、ハンドルがついている方を「底側」で、ついていない方を「蓋側」と呼びます。

スーツケースの蓋を閉めてハンドルを持った時に、「底側」に重みが来た方が、スーツケースをスムーズに動かしやすくなります。

自分が持っていきたいものが、どの場所に収納されていると便利なのかを入れ方を工夫していきましょう。

洋服は薄くたたんで圧縮袋へ詰める

洋服は大きめに薄く畳み、重ねて入れると省スペースになります。

しわになりにくい素材の服を選んだり、旅先で便利なスカーフをクリアケースに挟んで持っていくと、しわになりにくく、スーツケースの中でも迷子になりにくいです。

セーターはスーツケースの底側の上部、Tシャツや下着など軽めのものは蓋側の上部に、その他ドライヤーなど重たくなるものはタオルなどで包んで下へ入れておきましょう。

お土産スペースをあらかじめ確保しておく

旅行の帰りに増えていると予想できるお土産スペースも、旅支度をしている時に確保してしまいましょう。

手荷物になっても良い場合は、コンパクトに畳むことができるボストンバックや、リュックサックなどを忍ばせておくのもよいでしょう。

お土産を買うのが大好きな私は、さっそくこの方法を実践して、たくさんのお土産を安心して買ってくることができそうです。

液体の機内持ち込みには100ml以下の制限がある

国際線では、液体の機内持ち込みには100ml以下の制限がある場合がほとんどですので、機内持ち込みしたい液体があれば事前に確認しておきましょう。

調べたところ、中身が100mlに満たなくとも、容器が100ml以上であれば持ち込みできない場合もあるようです。

私は、搭乗の前に、ついうっかりとハンドクリームをポーチに入れたままチェックを受けてしまい、その場で処分せざるを得なかった経験があります。

お気に入りのものを処分するのは心が痛みますので、事前に航空会社のHPなどで液体の機内持ち込みについて確認して下さいね。

化粧品などは詰め替えてジップ袋へ入れておく

100均などで簡単に購入できる透明のボトルや容器に、化粧水やシャンプーなどを詰め替えて、ジップ袋などに入れていきましょう。

クレンジングをコットンに染み込ませてジップ袋に詰めておくと、ボトルに詰め替えるよりも省スペースになります。

また乳液や日焼け止めのようにクリーム状のものは、お弁当の時に醤油などを入れるタレビンに詰めると、かなり荷物を軽くすることができます。

漏れを防ぐために小物類はジップ袋に入れて、スーツケースのポケットに収納しておくことで、スーツケースの中で迷子にならずに済みます。

もし詰め替えて持っていくのが手間な場合は、ホテルに準備されているアメニティを利用しても良さそうですね。

フロントオープンのスーツケースを利用する

フロントオープンのスーツケースは、スーツケースを立てたままの状態でPCや書類などの荷物を取り出せることが最大の魅力です。

飛行機や新幹線の狭い座席でも、スーツケースを開かずに、必要なものを取り出せ、忙しいビジネスマンには嬉しい機能です。

独立ポケットタイプは、本体の収納部分とフロントポケット部分に分かれているため、ポケットからスーツケースの中にある荷物を取り出すことはできません。

フロントポケットから本体の収納部分へ直接出し入れできるタイプは、荷物が少ない場合など、すぐに出し入れできるため大変便利です。

エキスパンダブル機能付きスーツケースを利用する

エキスパンダブル機能とは、スーツケースの周りにあるファスナーを開く事で、スペースを広げる事ができる機能の事です。

その時によってスペースを広げられるため、私は、自分と子供の荷物を詰める時に、この機能を使っています。

デメリットとして、その分重さが増したり、強度が弱くなり壊れやすかったり、広げた部分が雨に弱い、価格が高くなるという事があげられます。

容量を増やすことを優先にしたい場合は、入れすぎに気を付けながら使ってみるのが良さそうです。

まとめ

  • スーツケースのサイズの目安は「10L=1泊分」が一般的
  • 国内線に機内持ち込みができるスーツケースのサイズは、3辺の合計が100cm以内または、115cm以内
  • 無料で手荷物を預かってくれるサイズの規定は、3辺の合計が158cmまでとしている航空会社が多い

目安がわからない時も、これだけの情報を知っておけば、荷物を詰め込み過ぎて多額な過重料金を支払う事もなさそうですね。

私自身もよくわからない状態でしたが、荷物自体を少なくしてコンパクトにまとめる方法がわかったので、次回の旅行で試してみようと思います。

飛行機でも新幹線でも、荷物をコンパクトに身軽にまとめ、快適で楽しい旅にしましょう!

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