毛布や布団のお手入れ方法として、天日干しをしている方は多いのではないでしょうか。
そんな天日干しをしているあなたに、このようなお悩みはありませんか?
- 毛布を干す時間ってどのくらい?
- 毛布の清潔を保つために、天日干しって効果はあるの?
- 天日干しをする際の注意点ってある?
意外と具体的なやり方や効果的な方法って知らないですよね!
そこで今回は、毛布の天日干しにかかる時間やその効果についてまとめました。
- 毛布の天日干しにかける時間は4時間くらいがちょうどいい
- 毛布を干すとダニの繁殖を抑えられる
- 天日干しするときは布団カバーをつけたままにする
毛布を干す時間は、素材や天気などによって異なってくるそうです。
それでは具体的なやり方について詳しく解説していきますね。
毛布の清潔を保つために天日干しだけじゃ不安というあなたには、布団クリーナーの購入もおすすめです。
布団クリーナーを使えば毛布のほこりやダニまで吸い取ってくれますよ!
なんとハウスダスト除去率98%以上なんだとか。
目次
毛布を天日干しする時間は約4時間がちょうどいい
毛布を天日干しする時間は、裏表2時間ずつの計4時間くらいが良いとされています。
途中で毛布を裏返して両面干すことで、毛布の内部に溜まった湿気を効果的に取り除くことができるんです。
また、天日干しに適した時間は季節によって異なります。
夏 | 9〜11時頃 |
春・秋 | 10〜14時頃 |
冬 | 11〜14時頃 |
上記の時間はそれぞれの季節において湿気が比較的少ない時間帯です。
こちらはあくまでも目安なので、干した際にどのくらい乾いたか確認しながら行いましょう。
毛布を干すのはひと苦労ですが、ここを頑張ってみることで睡眠環境をグッとあげることができますよ!
毛布の干し方はM字干しがおすすめ
毛布を干す際のポイントは3点あります。
- 干し方はM字干しがおすすめ
- 途中で裏返して両面干す
- 天日干しの後は、掃除機や布団クリーナーをかける
上記について、詳しく解説していきます。
〈干し方はM字干しがおすすめ〉
M字干しは、物干し竿が2本ある方におすすめです。
2本の竿をまたぐようにして、言葉通りM字の形にすると風通しよく干すことができます。
一方で、1人暮らしの方の中には物干し竿が2本もないよという人がいるのではないでしょうか。
そんなときは、物干し竿に何個かハンガーをかけて、その上から毛布を被せてあげると空気に触れる面積が広くなり、乾く時間を短縮できます。
〈途中で裏返して両面干す〉
毛布は厚さもあるため、片面だけでは十分に湿気を取り除くことができません。
生乾きのままではダニや雑菌が繁殖し、嫌な臭いの原因にもなるため、しっかりと乾かすことが大切です。
毛布の表面はもちろん、自分の体に触れる裏面も清潔にしたいですよね♪
〈天日干しの後は、掃除機や布団クリーナーをかける〉
余裕があれば、布団クリーナーなどで毛布の表面のハウスダストやダニの死骸、フンを取り除きましょう。
私は100均で購入した布団専用の掃除機ヘッドを使っています。
専用ヘッドはほこりを吸う隙間が広くなっているため、布が掃除機に巻き込まれることなくお手入れすることができますよ!
クリーナーをかけるときは、ゆっくり動かすことで非常に小さいダニなどを取り除くことができます。
天日干しの注意点は長時間干さないこと
毛布を干す際の注意点は「長時間干さない」など3点あります。
- 長時間干さない
- 毛布の種類によっては日光が苦手な素材もある
- ふとん叩きで強く叩かない
上記について詳しく解説していきますね。
〈長時間干さない〉
長時間干すと、逆にほこりがついたり、生地が変色したりしてしまいます。
人間の皮膚が直射日光によってダメージを受けるように、布も紫外線によってダメージを受けて黄ばんでしまうことがあります。
そのため、4時間以上干す際は、こまめに乾いたか、毛布が変色していないか等確認するようにしましょう。
新しい毛布を購入するにも経済的な負担があるため、こちらは注意していきたいところですよね!
〈毛布の種類によっては日光が苦手な素材もある〉
長時間干しに関わらず、毛布の種類によっては日光で色あせしやすいものもあります。
「自分の毛布はどうなの?」と気になる方は、ぜひ毛布についている洗濯表示のタグを見てみましょう。
「日陰干し」マークは、四角い記号の中に斜めの線がついています。
逆に、「日なた干し」も可能なものはマークに斜めの線はついていません。
他にも、選択表示のタグには干し方がわかる平干しマーク、つり干しマークもついていることがあるため、気になる方はチェックしてみてください。
〈ふとん叩きで強く叩かない〉
ふとん叩きは毛布の生地を傷める恐れがあるため、あまり使わないようにしましょう。
以前まで私も「布団干しのお供は布団叩きでしょ!」と思っていたのですが、実は布団の繊維が壊れて舞っているだけで、実際にほこりやダニは取り除けていないんです!
これを聞いたときはかなりショックでした笑
今までいろんなお家でやっていたことはなんだったのだろうと…
ダニやほこりを取り除くためには、やはり布団クリーナーで掃除することが1番だそうです。
月1・2回は毛布を干せると良い
寝汗をよくかく夏は、できれば週1回の頻度で毛布を干せると良いでしょう。
でも、重さのある毛布をベランダや物干し竿まで運んで、部屋に取り込んでという作業、かなり重労働なんですよね。
せっかくの休日に天気が晴れるとも限りませんし。
毎週はちょっと…という方は最低でも月に1、2回は干せるといいと思います。
干すこと自体が面倒くさくなってしまったら、布団乾燥機に頼るのも1つですよ。
ちなみに、布団の準備と同様、衣替えも手間のかかる家事の1つですよね。
この記事では衣替え不要の収納ケースについて紹介しています。
毛布の天日干しの効果はダニの繁殖を抑えられる
毛布を天日干しすることで、カビやダニ、雑菌の繁殖を抑えることができます。
人は寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくと言われています。
寝汗を吸収した布団は多湿になり、それを放置してしまうとカビやダニの温床になってしまうんです。
確かに、汗をかきやすい夏は、起きると手や腕、足にダニに刺されたあとがよく見つかるなと感じます。
ダニは高温多湿の環境を好むため、寝ている人の体温や汗に寄ってきちゃうんですよね。
だからこそ、毛布を定期的に干して湿気を飛ばすことで、ダニの増殖を抑えることができます。
また、毛布には寝汗や皮脂汚れもついてしまうため、雑菌が繁殖しやすいです。
天日干しで雑菌の繁殖も抑えることで、嫌なニオイも防げちゃいますよ!
天日干しでダニを死滅させることはできない
天日干しはカビやダニの繁殖を抑える効果はありますが、カビやダニそのものを死滅させて取り除くことはできないんです。
一般的に、ダニは65℃以上の環境下でないと死滅しません。
また、ダニは明るいところが苦手なため、日光が当たると毛布の奥側に逃げてしまうんです。
こうなったら、両面干したって効果はないですよね。
天日干しの後に、掃除機や布団クリーナーをかけることをおすすめしているのはこのためです。
掃除機をかけてダニなどを取り除きつつ、布団の湿気をなくしてダニの増殖も抑える。
この2つの作業がとても重要です。
ちょっと手間はかかりますが、快適な睡眠環境のためにもやってみる価値は十分にありますよ!
他にも、快適な睡眠のために活用できるものはたくさんあります。
この記事では抱き枕の効果についても解説しているので、ぜひ読んでみてください。
布団の天日干し時間は種類によって異なる
布団の天日干し時間は、布団の素材によって異なってきます。
普段の洗濯でも、セーターといった分厚い生地の服が乾きにくいように、布団もその素材によって乾きやすさが異なってきます。
そこで、今回は布団の種類や素材ごとに適切な天日干し時間を解説していきます。
注意点についても解説しているので、参考にしてみてください。
木綿は長時間干すのがおすすめ!
木綿(もめん)の布団は湿気がこもりやすく、抜けにくいため長めに干す必要があります。
特に敷布団は干すのが難しい場合もあり、通気性も悪いため、こまめにカビが生えていないか注意することが大切です。
木綿は柔らかくて肌に優しい素材なので、長く愛用したいですよね。
洗濯機で洗えるものも多いため、洗濯機の使用も検討すると良いでしょう。
掛布団:1〜2週に1回、夏は2時間、冬は3時間程度
敷布団:週に1〜3回、夏は3時間、冬は4時間
真綿は干す頻度が少なくてもOK
真綿(まわた)は蚕(かいこ)がつくる繭(まゆ)を処理して形作ったもので、通気性がよく、湿気も放出しやすい特徴があります。
そのため、干す頻度も比較的少なくて良いでしょう。
一方で、紫外線に弱く、長時間干していると変色する恐れがあるため、風通しの良い日陰で干してみてください。
また、真綿は水にも弱く、型崩れを起こしたり縮んだりするため、洗濯は控えたほうがいいでしょう。
掛布団・敷布団:月に1〜2回、日陰で2〜3時間
ポリエステルは干す時間が短くてもOK
ポリエステルは吸湿性が低く、湿気が溜まりにくいため、干す時間は短めでも大丈夫です。
現在の掛布団のほとんどはポリエステルと言われているため、皆さんのお家の掛布団ももしかしたらポリエステル素材かもしれません。
ポリエステルの布団は、軽くて取り扱いやすく、臭いもつきにくいため、比較的清潔を保ちやすいのではないかなと思います。
繊維そのものが強いため「わたぼこり」も出にくく、扱いやすいですよね。
掛布団:1〜2週に1回、夏は1.5〜2時間、冬は2〜3時間程度
敷布団:週1回、夏は2時間、冬は3時間
羽毛布団は直射日光に当てないよう注意
羽毛布団もポリエステル同様に湿気を溜めにくく、干す時間は短くて構いません。
一方、傷みやすいため、直射日光に当てないようにする必要があります。
そのため、外ではなく通気性の良いお部屋の中で干すことをおすすめします。
洗濯もできるため、「毛布コース」で洗濯し、終わった後はしっかり乾燥させると良いでしょう。
掛布団:月に1〜2回、夏は30分〜1時間、冬は1〜2時間程度
敷布団:週に1回、夏は1〜2時間、冬は2時間程度
羊毛布団の干す時間は2時間程度
羊毛布団は湿気が溜まりにくい一方、羽毛布団と同じように、直射日光に弱い特徴があります。
また、自宅の洗濯機で洗うのはNGです。
繊維同士が絡み合い、その結果縮んでしまうためです。
手洗いをすることは可能ですが、羊毛100%ですとかなりリスクもあるため、専門業者に頼むことをおすすめします。
掛布団:2週に1回、夏は30分〜1時間、冬は1〜2時間程度
敷布団:1〜2週に1回、夏は2時間、冬は2〜3時間
布団はカバーをつけたまま干すと良い
布団を干すときはカバーやシーツをつけたまま干しましょう。
直射日光に弱い素材の布団は、カバーをつけたまま干すことで、生地の傷みを防ぐことができます。
私は家の中で陰干しをする場所がなく、ベランダで干しているため、シーツをつけたまま干していますよ!
また、布団に直接ほこりをつけずに済むため、天日干しが終わったあと、わざわざ布団を軽く叩いてほこりを落とす手間もなくなります。
シーツは簡単に丸洗いできちゃうので、ほこりを気にする必要がないですよね!
まとめ
- 毛布を天日干しする時間は4時間くらい
- 天日干しすることで、カビやダニ、雑菌の繁殖を抑えることはできるが、死滅させることはできない
- 天日干しの適切な時間は、布団の素材によって異なる
毛布を始め、布団の天日干しの方法をご紹介してきました。
毎日の約3分の1を占める睡眠。
この時間を快適にすることが、毎日の生活の満足度を高めることにもつながるのではないでしょうか。
ぜひ、毛布をきれいにして心地よい睡眠環境をつくっていってください!
ダニを取り除くためには、布団クリーナーの購入もおすすめです。
普通の掃除機と違って、シーツを巻き込みにくい構造になっているため、ストレスフリーにお手入れができちゃいますよ。
ネットで購入すれば、持ち帰る手間も減らせるのでおすすめです!