アイスって0度で溶けるの?溶ける時間や保冷剤の使い方についても解説

せっかく買ったアイスが溶けてしまった経験ってありますよね。

それを避けるために、このようなことが知りたいと思っていませんか?

  • アイスって0度から溶けるの?
  • 保冷剤を使った場合、どのくらいの時間溶けずに済む?
  • もし溶けてしまった場合、何時間で固まるの?

できるだけしっかり冷えたアイスを食べたいですよね!

そこで今回は、アイスは0度から溶けるのか、溶けない方法についてまとめました。

この記事でわかること
  • アイスは0度ではなく、-15度前後から溶ける
  • 小さい保冷剤でも効果は1時間半程度ある
  • 溶けてしまったアイスを再冷凍して食べるのは危険

それではさっそく解説していきます!

アイスって0度以下でも溶けるの?

実は、アイスは-15度前後から溶けてしまうんです。

水は0度を下回ると固まり始めますが、アイスは純粋な水ではないですよね。

糖分といった水以外の物質も入っています。

そのため、他の物質が固まるのを邪魔してしまうんです。

これが、アイスが0度以下でも溶ける理由。

私も、以前までアイス=氷と考えて0度以下なら溶けないんじゃないの?と考えていました。

でも、確かに純粋な水じゃないことを考えると納得ですよね。

「アイスは0度以下でも溶ける」覚えておきましょう!

冷凍庫の設定温度は-18度以下にする

冷凍庫の設定温度は-18度以下にしましょう。

アイスは-15度から溶けるので、このあたりが適切です。

また、中には冷凍庫が2段ある方もいると思います。

この場合、上段ケースは設定温度と同じ-19度〜-17度で、下段ケースは-20度〜-18度くらいになっています。

特に上段ケースはドアの開け閉めによって温度変化の影響を受けやすいため、溶けやすいアイスは下段ケースに入れておくと良いでしょう。

私は70Lほどの1人暮らしサイズの冷蔵庫を持っているのですが、冷凍庫の中に仕切りなどはありません。

その代わり、U字の簡易的なケースがついていて、U字を逆さにした状態でその中にアイスを入れて保存しています。

夏場、スーパーから10分程度歩いて帰ってきて、その中で2時間も冷やしていればちょうど良い固さまで凍ります!

より効果的に冷やしたい場合は、ケースなどに入れるのも1つですよね。

アイスの中でもアイスクリームは溶けやすい

乳脂肪分の高い「アイスクリーム」は溶けやすいと言われています。

アイスに種類なんてあるの?

アイスの種類
  • アイスクリーム
  • アイスミルク
  • ラクトアイス
  • 氷菓

これらは商品パッケージにある食品表示で調べることができます。

一般的に、「アイスクリーム」>「アイスミルク」>「ラクトアイス」の順に乳脂肪分が低くなっていきます。

確かに、「アイスクリーム」にはハーゲンダッツやピノ、モウといった濃厚なアイスが多いので、脂肪分が高そうですよね!

氷菓は乳固形分というものが3%以下なので、乳脂肪分は問われません。

このように、アイスの種類によっても溶け方が違うんです。

ぜひアイスを買う際は参考にしてみてください。

アイスが溶ける時間は冬で15分ほど

冬の時期は、冷凍庫から出したアイスが溶ける時間は15分と言われています。

一方、夏場は10分ほど、あるいはそれより短いこともあります。

冬は気温が低いので、夏より溶ける時間が遅くなりそうですが、意外とあまり差はないんですよね。

そのため、お店で買ったアイスは冬なら15分、夏なら10分より前に冷凍庫に入れるようにしましょう。

どうしても難しいという場合は、保冷剤やドライアイスの活用も検討してみてください。

ここで、アイス好きの方に朗報です!

大容量2Lのファミリアアイスからストロベリー味が登場しました。

大容量なら溶ける時間も遅くなりそうですよね!

アイスが溶ける時間は保冷剤などの活用で変わる

アイスの溶ける時間は、「保冷剤」などを活用することで遅らせることができます。

もちろん、気温やアイスを入れているバッグの素材によっても違ってきますが、保冷効果のあるものに入れた際の、一般的な目安時間は以下のようになっています。

グラムサイズ効果時間
30g5×12cm約1時間半
50g7.5×11cm約2時間半
100g9×14cm約3時間
300g12×17cm約6時間
500g15×12cm約10時間
1,000g19×28cm約20時間

1番小さい30gでも、1時間半ほど効果があるんですよね!

また、より保冷効果を高めるためには、保冷バッグへの詰め方も大事になってきます。

保冷効果を高めるバッグへの詰め方

保冷剤の効果を最大限にするために、「アイスは1番下に入れる」などバッグへの詰め方も工夫してみましょう。

  • 保冷バッグは小さめで断熱性能の高いものを選ぶ
  • アイスは1番下に、保冷剤は1番上に入れる
  • アイスをアルミ保冷袋などでぴったり包んでから入れる
  • バッグの隙間はできるだけつくらない

ここでポイントとなるのは、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下に移動するということです。

皆さんは、夏場に家の2階に上がったとき、1階よりも空気がむわっと感じた経験はあるでしょうか。

イメージはそんな感じです!

そのため、保冷剤を1番最後に入れることで、上に溜まった暖かい空気を冷やして、バッグ全体を早く保冷することができます。

また、隙間が多いと、開閉時にその隙間から冷たい空気がもれやすくなります。

そのため、できるだけバッグに色々な食材や冷凍食品、新聞紙などを詰めちゃいましょう!

ドライアイスは1時間以上保冷可能

ドライアイスは、常温で1kgあたり2〜3時間もつとされています。

1kgなくても、1時間くらいもてば十分ですよね!

一部のスーパーではドライアイスがもらえるところもあるため、帰りが遅くなりそうなときは使ってみると良いでしょう。

一方、有料(10〜15円ほど)のところもあるため注意が必要です。

使い終わったドライアイスは、家の外や水を張った洗面器の中に置いておけば自然に溶けてなくなります。

塩と氷と新聞紙でもアイスの保冷が可能

塩と氷と新聞紙を使うことで、アイスが溶ける時間を遅らせることができます。

氷を触ると皮膚が冷たくなるように、氷は周りの熱を奪いながら溶けていきます。

そこに塩を加えると、より多くの熱を奪うようになって、周りの温度を大きく下げることができるんです。

つまり、塩を加えたほうがより保冷効果が高まります。

さらに、塩をつけた氷を新聞紙などでくるめば溶ける時間をかなり遅らせることができます!

氷を保冷として使う際はぜひやってみてください。

溶けたアイスは何時間で固まるの?

一度アイスが溶けてしまっても、空気を入れながら丁寧に冷やせばおいしさを取り戻すことができます。

具体的な手順は以下の通り。

①溶けたアイスをボウルに移し、泡立て器などで空気を含ませながらしっかり混ぜる。

②冷凍庫に入れて15分おきに取り出し、フォークなどで空気を含ませながらかき混ぜる。(この作業を3回ほど繰り返す。)

③ふたがある容器に移し、冷凍庫で完全に凍らせる。

具体的に何時間で固まるかは、アイスの種類ややり方によって異なります。

何時間で固まるか大体でも知りたいという方へ、参考程度にはなりますが、私がこの手順でやってみたところ合わせて3時間も冷やせばかなりカチカチに固まりましたよ!

もともとの風味やなめらかさを完全に復活させることは難しいですが、冷凍庫に入れて急速に凍らせるよりはおいしくすることができます。

一度溶けたアイスを食べるのは危険

溶けてしまったアイスを捨てるのはもったいないですが、一方で再冷凍したアイスを食べるのも危険です。

なぜかというと、アイスには糖分や水分が含まれており、一度溶けると雑菌の繁殖するリスクが上がってしまうためです。

特に長時間経過したドロドロのアイスはお腹を壊す危険もあるため、もったいないですが食べないようにしましょう。

また、家の外で溶けただけでなく、停電があった際も注意が必要です。

どうしても、停電のときは一度アイスが溶けたことに気づきにくいですよね。

判断に迷うときは、食べる前に色や見た目、臭いなどをよく確認することをおすすめします。

一度溶けたアイスは風味が落ちる

一度アイスが溶けると、「食べたときの感触が重たくなる」など色々な変化が出てきてしまいます。

  • 食べたときの感触が重たくなる
  • 味が薄くなる
  • 見た目が悪くなる

なぜこのようなことが起こるのか、詳しく解説していきますね。

〈食べたときの感触が重たくなる〉

アイスが溶けると、粘り気が増して、口にしたときに重たく感じるようになります。

アイスには脂肪分や糖分、氷の間に含まれる空気など色々なものが含まれています。

しかし、これらが溶けると乳脂肪分や糖分が水と混ざり合って粘り気が出てしまいます。

また、氷の結晶がなくなりドロドロの液体になることで、結晶の間にある空気が抜けて、より重さを感じるようになります。

以前、私もカップアイスを途中まで食べて再度冷凍庫に入れ、数時間後残りを食べたことがありますが、やはりふんわりとしたアイスではなかったです。

アイスの成分と水が分離してしまったため、分離した水が氷になって、食感もシャリシャリしていました。

見た目もねっとりしていて、味わうというより、とにかく消費しなければという思いで食べていた気がします笑

なめらかさやクリーミーさも失われるので、やはり買ったときの状態で全部食べ切りたいものですよね。

〈味が薄くなる〉

アイスが溶けると風味も損なわれてしまいます。

風味は乳脂肪分や香料、チョコレートなどの添加物によって決まると言われています。

この中でも、特に脂肪分が分離すると味も薄まってしまうんです。

さらに、アイスの風味成分は温度が上がると蒸発しやすい特徴があります。

そのため、溶けるとあまり味を感じなくなってしまいます。

〈見た目が悪くなる〉

アイスが溶けると成分の分離によって表面の色が変わったり、明るい色があせたりすることがあります。

特に白いアイスが黄色みを帯びている際は、かなり傷んでいると考えられるため、食べないようにしましょう。

また、色だけでなく、棒アイスなどは袋にひっついてしまうなど、かなり形も変形してしまいます。

袋にくっついたらアイスを取り出すのにも一苦労ですし、袋にくっついた分だけ損したような気持ちになりますよね。

溶けたアイスは再利用することができる

一度溶けてしまっても、その状態のまま別の食べ方をすることが可能です。

やはり、捨ててしまうのはもったいないと思ってしまいますよね。

溶けたとしても、長時間放置せずすぐに食べられるなら、リメイクしてしまいましょう!

今回はリメイクのアイデアを一部ご紹介します。

〈ホットケーキにのせる〉

溶けるのが前提のホットケーキなどにのせてしまいましょう!

はちみつなどで食べるのも美味しいですが、アイスをのせることで少し特別感がでますよね。

溶けたアイスが生地に染み込むことで、しっとりとして食べやすくもなります。

ホットケーキ以外にも、トーストやプリンなど、色々なものに添えてみてください!

〈手作りアイスクリームにする〉

溶けたアイスに、生クリームやミルクを加え、好みの風味を足して冷凍すれば、オリジナルの自家製アイスが作れます。

混ぜる際は、泡立て器などで空気を含ませることで、なめらかな風味と食感をとり戻すこともできちゃいますよ。

手作りのアイスが何時間で固まるかと言いますと、4.5〜6時間ほどかかりそうです。

まず最初に3時間ほど冷やして、スプーンや泡立て器で全体をかき混ぜます。

その後は30〜45分おきくらいに同じようにかき混ぜて、全体がしっかりと固まったら完成です。

完成後はお好きな容器に移して食べてください♪

〈スムージーにする〉

溶けたアイスに牛乳や卵、お好みの果物を加え、ミキサーで混ぜると簡単に出来上がります。

味はもちろん、色々な食材が入っているため、スムージーは栄養満点の飲み物としておすすめです。

他のリメイクとは違い、作る手間も少ないですし、ちょっとしたデザートとしてちょうど良いと思います。

ミキサーがある方はぜひ作ってみてください!

何度もにはなりますが、一度溶けたアイスはやはり細菌の増殖リスクも高いです。

液体になってしまったり、長時間溶けた状態が続いたりした場合は、食べるのを控えましょう。

話は変わりますが、リメイクしたスイーツをのせるお皿にもこだわっちゃいましょう!

セリアには白色でおしゃれなお皿が揃っています。

まとめ

  • アイスは0度以下でも溶ける
  • 冷凍庫から出すと冬は15分、夏は10分もせず溶けてしまう
  • 保冷剤は保冷バッグへの入れ方も重要
  • 溶けてしまったアイスを再冷凍して食べるのは危険

アイスは0度から溶けるのか、溶けにくい方法と溶けた場合の対処方法について解説してきました。

アイスが0度以下でも溶けるのは、知らなかった方が多いのではないでしょうか。

ぜひこの記事を参考に、冷や冷やのおいしいアイスを味わってください!

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