カイロが冷たくなる理由って?カイロを振る理由と熱くする方法も紹介!

この記事ではカイロが温まる仕組みや冷たくなる理由について解説していきます。

普段カイロを使っているみなさんに、こんなお悩みはありませんか?

  • 使っている途中で冷たくなる理由は?
  • そもそもカイロが温かくなる仕組みって?
  • 貼ってはいけない場所は?
  • めっちゃ熱くする方法ってある?

パッケージには温度が長時間持続と書かれているのに、途中で冷たくなってしまうことがありますよね。

その理由について気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はカイロの効果を最大限に発揮させるコツをまとめました。

この記事でわかること
  • 外気に触れた状態が続くと冷たくなる
  • 鉄がさびたときに出る熱によって温かくなる
  • 心臓の近くや頭・脇の下に貼ってはいけない
  • カイロを温めるには息を吹きかけると良い

それでは解説していきますね♪

カイロが途中で冷たくなってしまうという方には、「モットル」の充電式カイロの購入をおすすめします。

冷えた手で触っても電気で温かさを保ってくれる優れものです

なんと、モバイルバッテリーとしてスマホの充電もできちゃうんです!

カイロが冷たくなる理由って?

カイロが冷たくなる理由は「外気に触れる状態が続いた」など主に2つあります。

  • 外気に触れる状態が続いた
  • 酸素との接触が少ない

私は冬になるとカイロを使っているのですが、気づくと冷たくなってしまうことがよくありました。

そのとき使っていたカイロは持続時間が12時間だったのですが、まだ12時間経っていないのに冷たくなっていたのです。

「何でだろう?」って疑問に思いますよね。

ずっとカイロを振ったり、握ったりしていないと冷たくなるのかなぁとちょっと面倒に感じたので、その原因と対処法について調べてみました。

外気に触れる状態が続いた

まず1つ目の理由は「外気に触れる状態が続いた」ためです。

ポケットから出して使用していると、カイロの熱が放出されてしまいます。

一般的に、温度は高い方から低い方へ熱が移動すると言われています。

熱いコーヒーに冷たいミルクを入れたら
温度がぬるくなるよね。

特に冬は外気温が低いため、カイロの熱が奪われやすいです。

そのため、ポケットの中に入れたり、太ももに挟んだりして、できるだけ外気に触れないように使ってみるといいですよ!

また、そもそもカイロが熱くならないという場合もあります。

この場合は、もともとカイロの包装に傷がついていて、空気に触れて使用前に発熱してしまったということも考えられるため、カイロの保管には十分注意しましょう。

酸素との接触が少ない

2つ目の理由は「酸素との接触が少ない」ためです。

この後詳しく解説しますが、カイロが温まるには酸素がとっても重要です。

先ほどポケットから出すと冷たくなると解説したのに、「今度は逆!?」とちょっと混乱される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

心配する必要はありませんよ!

今回は、ウィンドブレーカーの着用といった例外の場合です。

ウィンドブレーカーなどのきめ細かな生地の服を着ていると、カイロが温まりにくくなってしまいます。

冬はウィンドブレーカーが重宝される一方、こんなところで落とし穴があるのはびっくりですよね。

ウィンドブレーカーを着ている際も外気と触れる時間をつくって、上手にカイロを使ってみてくださいね♪

カイロを振る理由って何?

カイロを振る理由は、カイロの原材料の1つである鉄を酸素と結びつけるためです。

なんと、カイロは鉄と酸素がくっついて、鉄がさびるときに出る熱で温まります。

今まで空気に触れると温まることは知っていましたが、酸素が重要だったとは知りませんでしたよね!

そこで、ここからはカイロが温まる仕組みと振る理由について解説していきますね!

カイロの原材料は5つ

カイロには「鉄粉」など5つの成分が入っています。

  • 鉄粉
  • 活性炭
  • 保水剤
  • 塩類

それぞれの成分には役割があります。

例えば、「活性炭」には空気中の酸素を取り込む役割があり、「水」や「塩類」には鉄がさびるのを速くする役割があります。

では、「保水剤」とは何でしょうか?

名前の通り水を保つ働きをしているのですが、「どういうこと?」と思いますよね。

先ほど解説したように、鉄を速くさびさせるには「水」が必要なのですが、カイロの中にそのまま水が入っていたら漏れてしまいますよね。

なぜなら、カイロの袋には空気を取り込むための穴が空いているから。

そのため、「保水剤」は穴の空いた袋にも水を含ませられるよう、使われているのですね。

鉄と酸素を結びつけるために振る

カイロは鉄がさびる際に出す熱で温かくなります。

鉄は酸素や水と結びついて酸化鉄に変化するのですが、このときに出る余分なエネルギーが反応熱として放出します。

中学校の理科の授業で、化学エネルギーが熱エネルギーになったり、電気エネルギーになったりする、ということを習った気がするなぁと思い出しますよね笑

ちなみに、化学反応式はこんな感じです。

Fe(鉄)+3/4O2(酸素)+3/2H2O(水)→Fe(OH)396kcal/mol(水酸化第二鉄)

水酸化第二鉄が酸化した鉄ですね。

このように、カイロを振る理由は鉄と酸素、水を反応させて発熱することを促すためです。

そして、より速く発熱するためにもいろいろな成分が含まれているということがわかっていただけたのではないでしょうか。

カイロを貼ってはいけない場所って?

カイロを貼ってはいけない場所は「心臓の近く」や「頭と脇の下」です。

カイロを貼ってはいけない場所
  • 心臓の近く
  • 頭や脇の下

カイロは体を温める便利なものですが、やはり化学物質が含まれているため、使用には注意が必要です。

ほとんどの方が手で握ったり、ポケットに入れたりしているため、そこまで気にしなくてもいいかなと思いますが、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

カイロを貼ってはいけない場所について、それぞれ解説していきますね。

心臓の近く

心臓の近くに貼ると、かえって心臓に負担がかかってしまいます。

心臓は全身へ血液を送るために常に動いていますが、温めすぎるとその動きがさらに活発になって、負担がかかってしまうのです。

痛みや吐き気が起こる可能性もあるため、特に心臓の弱い方や血圧が不安定な方は控えるといいでしょう。

胸ポケットに入れるのもリスクを伴うため、ポケットに入れたいのであれば、ズボンのポケットにしておくといいですよ。

頭や脇の下

頭や脇の下にカイロを貼ると、発熱するおそれがあります。

頭にカイロを当て続けることはあまりありませんが、脇に挟んだことのある方もいるのではないでしょうか。

頭や脇は体から熱を逃す場所なので、熱がこもりやすくなっています。

脇からたくさん汗が出るのはそのためですよね。

なので、このような体の部位にはカイロを当て続けないよう気をつけましょう。

ちなみに、カイロが飛行機内に持ち込み可能か気になっている方はいませんか?

こちらの記事では国際線の機内持ち込みについて詳しく解説していますよ!

カイロをめっちゃ熱くする方法は?

結論を言ってしまうと、カイロの温度をめっちゃ熱くする方法はありません!

どんなに振ったり揉んだりして頑張っても、一定の温度を超えることはないのです。

ただ、振る以外の袋から取り出した際に温める方法や、できるだけ温かくカイロを使う方法はあります。

そこで、ここからは以下の3点について解説していきますね。

  • カイロをめっちゃ熱くする方法は特別ない
  • 息を吹きかけることでも温めることはできる
  • 貼るカイロなら温かさが持続しやすい

カイロのいろいろな知識を知って、より効果的に使えるようになりましょう!

カイロは何度か振るだけでいい

よく振ったり揉んだりしても、カイロがより熱くなることはありません。

どんなに頑張っても、ある一定の温度に達するとそれ以上熱くなることはないようです。

私も小学生のとき、「カイロをめっちゃ熱くしたい!」と頑張って振ったことがあるのですが、結局そんなに変わらなかったです笑

実は振りすぎは逆効果でもあるんです。

カイロには空気を取り込むためのミシン目が開けられています。

そこから少しずつ空気が入るようになっているのですが、振りすぎるとミシン目が詰まって、かえって発熱しにくくなってしまうようです。

同様に、貼るタイプのカイロも本体に酸素を取り込む特殊な素材を使っているため、揉むと中身の粉が片寄ってしまうそうです。

なので、振りすぎや揉みすぎには注意しましょう。

もちろんカイロが冷めてしまうことはあるので、先ほど解説したように、外気と触れないようにするなど工夫して使ってみてくださいね♪

息を吹きかけて温めることもできる

袋から取り出したカイロは、息を吹きかけて温めることもできます。

息を吹きかけると酸素をカイロに与えることができ、それにより酸化反応を早められるそうです。

吐く息と聞くと二酸化炭素の方が多そうと感じますが、吸う空気よりも二酸化炭素濃度が少し増えているだけで、酸素濃度にあまり違いはありません。

一方、いろいろ調べてみると振って温めるのと比べてあまり違いはないという記事も見られるため、とても効果のある方法ではなさそうです。

やはり、カイロをめっちゃ熱くする方法はあまりないので、できるだけ冷めないように頑張ることをおすすめします!

ところで、みなさんはアイマスクをお使いですか?

こちらの記事ではアイマスクを電子レンジで温める方法についてご紹介しています♪

貼るカイロは温かさが持続しやすい

振って使うカイロより、貼るカイロのほうが温かさは持続しやすいです。

やはり、貼るカイロは衣類の中にあるため、外気と触れにくく熱が逃げにくいです。

さらに、貼ることで持続的に体の一部を温め続けられるため、太い血管の近くに貼れば全身を効果的に温めることができます。

例えば、「首の後ろ」や「おへそ周り」、「腰」などに貼ると良いと言われていますよ♪

これらの場所には、冷えに効果的なツボもあるそうなのでおすすめです!

まとめ

  • カイロが冷たくなる理由は外気に触れた状態が続いたため
  • カイロは鉄がさびたときに出る熱によって温まる
  • 「心臓の近く」や「頭・脇の下」に貼ってはいけない
  • カイロは数回振るだけでしっかり発熱する

今回はカイロが冷たくなる理由や温かくなる仕組みについてご紹介してきました。

冷たくなる理由を知り、使い方のポイントを理解していただけたのではないでしょうか。

冬になるとカイロを使う方が多くなるため、ぜひ周りの方にも教えてあげてくださいね♪

カイロを常に温かい状態にしておきたいという方には、「モットル」の充電式カイロの購入がおすすめです。

スイッチを入れたら、わずか10秒で温まるそうですよ!

パステルカラーのデザインがとっても可愛らしいので、ぜひお好みのものを探してみてください♪

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