猫用こたつについてご紹介します。
寒い冬、猫用にこたつをつけっぱなしにすることはありませんか。
こたつをつけっぱなしにすると、猫がやけどをしたり、コードにからまって怪我をしないか心配になりますよね。
そこで、猫用こたつをつけっぱなしにするとどうなるのか、調べてみました。
- 猫が利用中につけっぱなしにすると危険なことが5つある
- 猫が使用するためには安全を確保してあげる
- 猫用こたつを選ぶときポイントは3つある
それでは、こたつをつけっぱなしにするとどうなるのかご紹介していきます。
猫には猫用こたつがあるのを知ってましたか?
寒い冬、可愛い猫を安全なこたつに入れてあげられますよ。
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目次
猫用にこたつをつけっぱなしにすると
猫が人間用のこたつを使っているときは、電源をつけっぱなしにすると危険なことが5つあります。
- 酸欠や一酸化炭素中毒になる
- 低温やけどを起こす
- 脱水症状を起こす
- コードにかみついてしまう
- 赤外線で目を傷める
寒い時期、温かい場所を求めて、猫が人間用のこたつに入りますよね。
温かくしてあげたくて、人間も猫をこたつに入れてつけっぱなしにしてしまいますが、猫にとっては危険があるようです。
それぞれご紹介していきますね。
酸欠や一酸化炭素中毒になる
こたつ布団がかかっていると、こたつ中は酸素が少なくなり、その中にいる猫は酸欠状態になりやすくなります。
昔は、練炭のこたつがあり、その中にいると一酸化炭素中毒を起こすこともあったそうです。
今は練炭のこたつを使うことはほぼないと思いますが、もし利用するときには気を付けましょう。
猫はもともと温度の変化などに鈍感なので、酸欠状態になっていても気づいていない可能性があります。
症状としては、息が荒くなったり、息切れやふらつきが出てくるそうです。
ときどきはこたつの外に出してあげたり、こたつの中に空気の道を作るなどして、酸欠状態を予防してあげてください。
低温やけどを起こす
猫は痛みや熱さに鈍感なことが多いため、こたつに長時間入っていると、低温やけどをしている可能性があります。
低温やけどは、高温やけどとは違い人間でも気付きにくく、猫自身も気づいていないかもしれません。
複数の猫を飼っている場合、場所争いのケンカをしているときに、誤ってこたつの熱い部分に当たってしまう場合もあるそうです。
症状としては、低温やけどを起こしている箇所をなめたり、毛が抜けることもあります。
猫がそのような行動をしていたら、低温やけどを起こしていることが考えられるため、まずはこたつから出して、患部を冷やしてあげてください。
余談ですが、友人宅の猫ちゃんは、ホットカーペットの上で長時間寝ているときに、お腹を低温やけどしていたそうです。
低温やけどを防止するために、ときどきこたつから出してあげたり、猫用にこたつの電源を入れていてもつけっぱなしにしない方が安全です。
脱水症状を起こす
猫は積極的に水を飲まないことが多く、こたつを長時間使うと、気が付いたときには脱水症状を起こしているかもしれません。
温かいこたつから出たくない気持ちから、余計に水を飲む回数が減ってしまいます。
症状としては、鼻をつまんで元になかなか戻らない、口の中が乾いている、ぐったりしていることが考えられます。
また、肌が乾燥して痒(かゆ)がっていることもあるでしょう。
痩せていたり、子猫やシニアの猫だと、余計に症状が現れやすくなります。
脱水症状を防止するために、こたつからときどき出してあげたり、こたつの近くに水分を置いてあげましょう。
ウェットフードを食べさせたり、なかなか飲んでくれない猫にはスポイトで水を与える方法もおすすめです。
コードに噛みついてしまう
猫用にこたつをつけていると、コードをおもちゃと思い、じゃれたり噛み(かみ)ついてしまいます。
噛みついてコードが切れてしまうと、感電や火事が発生しやすくなり、大変危険です。
嚙みついたときに出た破片などを、誤って猫が飲み込んでしまうことも考えられます。
猫の目につかないようにしておくか、コードにガードをつけて、遊べないようにする対策が必要です。
とても危険ですが、飼い主が対策しやすいことでもありますね。
赤外線で目を傷める
こたつを温めるために使われている赤外線で、猫が目を傷めてしまう危険があります。
人間と比べて猫は体が小さいため、こたつの赤外線までの距離が近くなり、赤外線からの影響を受けやすくなります。
赤外線を浴び続けると、失明や白内障になりやすくなりますので、特に注意が必要です。
ときどきはこたつから出してあげて、赤外線を浴び続けないようにしてあげましょう。
そのような状態を防ぐために、人間用こたつではなく猫用こたつを使うこともおすすめします。
猫用こたつとして安全に使う方法
人間用のこたつを猫用こたつとして使用するためには、安全を確保してあげる必要があります。
基本的には人間用のこたつをご利用されている場合が多いと思いますが、猫が安全に使うには注意が必要です。
普段、家にいられれば良いのですが、仕事などで不在にする飼い主さんもいますよね。
その場合は、猫用に作られているこたつを使うのもおすすめです。
まずは、在宅時、不在時の注意点から確認していきましょう。
飼い主が家にいるとき
飼い主が家にいるときは、安全を確保しながら猫を人間用こたつに入れてあげるため、こまめに確認しましょう。
- 酸欠状態になっていないか
- 低温やけどを起こしていないか
- 脱水症状を起こしていないか
- コードは猫の目につかない状態になっているか
酸欠状態も脱水症状も、こたつに入り過ぎていることで起こりやすくなります。
こたつに入り過ぎている危険性を飼い主さんが理解し、ときどきはこたつの外に出してあげましょう。
そのとき、水分補給もしてあげるといいですね。
また、飼い主さん自身もこたつで温まりたいと思いますが、足を入れる前に、中に猫がいないかを確認してください。
誤って蹴ってしまい、猫が思わぬ怪我をしてしまうことも考えられます。
こたつの温度も弱めに設定しておくと、猫が低温やけどを起こしにくくなりますね。
ちょっとした工夫で、猫も飼い主も、寒い冬をこたつで快適に過ごせます。
ところで、こたつの他にストーブも家の中を温めてくれて便利ですよね。
安く買える時期などを紹介した記事があるので、よければ読んでみてください。
飼い主が留守のとき
飼い主が留守中に人間用こたつを使うことは大変危険なので、猫を守るために、電源を切っておきましょう。
その他にも留守中に注意すべきことがありますので、ご紹介します。
- こたつの電源を切る
- 出掛ける直前まで温めてから電源を切る
- 湯たんぽを置いておく
- こたつへ酸素が入るように道を作っておく
- 水分補給の準備をしておく
もしこたつが原因で火事になってしまったら、猫は鍵のかかった部屋から逃げることができません。
とはいえ、特に寒い場合、猫をこたつに入れて寒さを防いであげたくなる気持ちもありますよね。
その場合は、飼い主さんが出掛ける間際まではこたつの設定を「強」にして、こたつの中を温めておくのはどうでしょう。
出掛けるときに電源を切っておけば安全ですし、こたつの中も温かさが持続します。
それでも心配な場合は、電気を使わない湯たんぽを置いておくのもおすすめです。
そして、飼い主が出掛けるときには、こたつへの空気の道を作っておき、猫が水を飲めるように準備しておいてあげてください。
どんなに準備をしても、留守中に何が起きるか分からず心配な方には、猫用に作られたこたつの利用がおすすめです。
猫用こたつがおすすめな理由
猫用こたつは、猫が安全で快適に過ごせるように作られているためおすすめです。
- 猫が出入りしやすい設計になっている
- ヒーター部分が保護されている
- コードに噛みつかないよう保護されている
- 赤外線で目を傷めないようになっている
猫用こたつは、猫が出入りしやすいように、こたつ布団の一部がトンネル状に穴が開けられ、クルクルと巻かれています。
猫自身がこたつから出入りがしやすいと、低温やけどを防止にもなり、水分補給もこまめにできますね。
また、トンネルがあると、こたつの中に酸素が供給されて、酸欠も防げます。
猫用こたつの中を温めてくれるヒーター部分に、保護シートがついている商品があります。
ヒーター部分が保護されていると、やけどの防止になり安心して猫を入れられますね。
猫が遊びたくなるコードも保護されて、猫の目につかないように工夫されています。
コードが切れてしまうと、感電や誤飲、火事の原因になりますので、絶対に猫が遊んで欲しくないですね。
猫の目を傷めないよう、原因となる赤外線を使っていない商品も多くあります。
知らないうちに目を傷めていて取返しのつかない状態になっている場合も考えられるため、赤外線を使っていなければ安心ですね。
猫用こたつを使った方がいいポイントは分かりましたが、選ぶときは他にどのようなことを気にすればいいでしょうか。
選ぶときのポイントを次でご紹介していきます。
猫用こたつのおすすめ商品を紹介
まずは、猫用こたつを選ぶときポイントを3つご紹介します。
- 自宅に合うサイズとデザイン
- メンテナンスのしやすさ
- 温度の調節ができる
猫用こたつは人間用のこたつよりも小さくできていますが、それなりにスペースが必要なため、自宅に合う大きさを選びましょう。
猫の体の大きさや、飼っている猫の数を考慮することも重要です。
飼い主も快適に過ごせるよう、邪魔だと感じない大きさがいいですね。
そして、大きさと同じくらいデザインも重要です。
猫用のこたつは、猫のからだがスッポリ入るほどの大きさで、見た目もとても可愛いです。
こたつ本体も選べますが、可愛いこたつ布団もたくさん販売されています。
こたつ布団がズレやすいとストレスを感じる猫もいますので、ズレにくいように固定できる商品がいいですね。
飼い主が好きなデザインを選ぶと、より猫との生活が楽しくなります。
また、清潔さを保つために、掃除などのメンテナンスがしやすいものがおすすめです。
猫のエサや排泄物で汚されてしまうことが多くあるため、定期的に掃除やこたつ布団の洗濯が必要なります。
そのときの手間を少しでも省くため、水洗いしやすいものがおすすめです。
こたつの中は暑くなりやすいため、温度調節機能があるものにしましょう。
基本的にこたつの中は、30度程度が適温になります。
猫用こたつの上にある天板をひっくり返して温度調整ができるこたつも販売されています。
もし、猫がこたつから出てきてしまう場合、内部の温度が適温ではないことが考えられますので、温度が調節できると便利ですね。
選び方は分かったけど、おすすめの商品はあるのかな?
おすすめの商品を紹介していきますね。
マルカンの猫用こたつ
猫用こたつでおすすめの商品は、マルカン社から発売している「遠赤外線にゃんこの 和み(にゃごみ)こたつ」です。
大きさが3種類あり、本体サイズと参考価格、目安となる電気代は以下のとおりとなっています。(2025年1月現在)
大きさ | 本体サイズ | 参考価格 | 電気代 (8時間利用) |
---|---|---|---|
Mサイズ | W445×D340×H300mm 電源コード:1.8m | 7,000円 | 約5.4円 |
Lサイズ | W505×D405×H360mm 電源コード:1.8m | 9,000円 | 約7.6円 |
2段タイプ | W445×D340×H450mm 電源コード:1.8m | 10,000円 | 約5.4円 |
おすすめポイントは、電源コードを金属カバーで保護してあり、かじったりじゃれたりする猫のいたずらを防止できることです。
かじられて感電や火事を起こすことが一番危険ですので、そこを対策されているのはポイント高いですね。
また、こたつ布団にワイヤーがあり、猫が自由に出入りできるようトンネルを作れます。
トンネルがあることで、酸欠や水分不足による脱水症状を防止できます。
多頭飼いをしている飼い主さんには、こたつが2段になっているタイプもおすすめです。
2段にすることでスペースが広くなり、縄張り争いが防げますね。
新しく商品を買ったばかりですと、猫が警戒して使ってくれないことも考えられます。
そのときには、以下の方法を試してください。
- においに慣れさせる
- おやつで誘導する
- 慣れているブランケットを入れておく
- 静かな場所に置く
おもちゃなど慣れているにおいがするものを猫用こたつの中に置くと、猫は安心できます。
それでも警戒しているときは、猫用こたつの中におやつを入れてあげれば、中にはいりやすくなりますね。
少し慣れてきたら、使い慣れたブランケットなどで落ち着いて寝ていられる環境を作ってあげましょう。
猫はうるさい場所が苦手なため、家の中の静かな場所に設置してあげると、よりゆっくりと過ごせますね。
ところで、可愛い飼い猫に帽子を作ってあげるのも、温かくて喜びそうです。
次の記事に方法が詳しく書かれていますので、よければ読んでみてくださいね。
まとめ
- 猫が人間用のこたつを使っているときは、電源をつけっぱなしにすると危険なことが5つある
- 猫が人間用のこたつを使用するためには、安全を確保してあげる必要がある
- 猫用こたつを選ぶときポイントを3つある
猫用に、人間用のこたつをつけっぱなしにして使うと、猫には危険だと分かりました。
電源をつけっぱなしにしない、酸欠を防止する、水を飲ませる、コードで遊べない対策をして、安全を確保してあげることが必要です。
猫用こたつは猫には安全性が高いため、ぜひ利用してみてください。
寒い冬の時期、飼い主も猫もこたつで快適に過ごせるよう、猫の安全を確保してあげましょう。
猫には猫用こたつを買ってあげるのがおすすめです。
遠赤外線でほどよくポカポカ、こたつの中は猫にとって快適なスペースになっています。
ネット通販は自宅まで運んでくれるので、寒い冬でも買い物へ行かなくてもいいですよ。