ライオンキングの雄叫びはなんて言ってる?ズールー語の歌詞に注目!

ライオンキングの雄叫びはなんて言ってるかについて紹介します。

ライオンキング冒頭の「ナーンツィゴンニャー」ってどんな意味なのでしょうか?

耳馴染みのない言葉ですよね。

そこで、ライオンキングの雄叫びはなんて言ってるかについて調べてみました!

この記事でわかること
  • 冒頭の雄叫びはライオンを讃(たた)えている
  • サークルオブライフは前半の歌詞がズールー語
  • ライオンキングでは複数のアフリカの言語が使用されている

それではライオンキングの雄叫びはなんて言ってるかさらに詳しくご紹介していきます。

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ライオンキングの雄叫びはなんて言ってる?

ライオンキングの雄叫びはライオンを讃(たた)えています

ライオンキングは1994年公開されたディズニー映画です。

ライオンキングは大人気作品で映画のみならず、舞台でも有名ですね。

アフリカの大地が舞台となっています。

主人公シンバは「プライドランド」という架空の王国に生まれです。

しかし、アフリカの特定の地域を表しているわけではないので、様々なアフリカに関する動物や言語が登場します。

ちなみに同じディズニー作品のカールじいさんの話もモデルがあるって知っていましたか?

ぜひこの記事でカールじいさんのモデルもチェックしてみてください。

雄叫びの意味

「ナーンツィゴンニャー マバギィーツィババー」という冒頭のフレーズが特に有名ですね。

これはアフリカのズールー語というものです。

雄叫びはなんて言ってるか、アルファベットで確認しますとこのように記されています。

Nants ingonyama bagithi baba  

ナーンツィゴンニャー マバギィーツィババー

「ingonyama」はライオンを意味します。

サークルオブライフの歌詞の中では度々出てくる言葉です。

「baba」は父親を表します。

なんて言ってるかというと、「父なるライオンがやってきた」などと翻訳することができるそうです。

雄叫びはサークルオブライフの歌詞です

サークルオブライフライオンキングの冒頭の挿入歌で、ズールー語の印象的な雄叫びから始まります。

なんて言ってるかわからずとも、サークルオブライフの冒頭は誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

途中から、英語版、日本語版の歌詞がはじまり、生命の輪についての歌詞が展開されるのです。

場面としては、動物の王国プライドランドの王、ムファサ王とその妻サラビの間に生まれ、次期王と期待される息子シンバ誕生の祝いです。

シンバが誕生した儀式のために、動物たちが集まります。

そして、呪術師のヒヒ、ラフィキがシンバを高らかに掲げます。

主人公の誕生とそれを祝う動物たちのシーンで使用された挿入歌がサークルオブライフでした。

作中ムファサ王は「命あるものが輪となり、永遠に時を刻む。」とシンバに生命の輪について教えます。

サークルオブライフ、生命の輪はライオンキングという作品のテーマの一つになっているようですね。

作詞はティム・ライスで、彼は「アラジン」、「美女と野獣」、「オズの魔法使い」などの曲も作詞を手掛けています。

作曲はエルトン・ジョンという非常に有名なシンガーソングライターが作成していたようです。

アカデミー歌曲賞やグラミー賞最優秀楽曲賞にノミネートされており、名実共に評価されているヒット曲ですね。

ライオンキングはズールー語が歌詞になっている

サークルオブライフの前半の歌詞がズールー語だということは分かりましたね。

歌詞に登場するズールー語についてもう少し掘り下げていきます。

サークルオブライフは前半のズールー語パートと、後半の英語版や日本語版のパートに分かれています。

後半では詩的に生命の輪についての言葉がつづられています。

ですが、前半のズールー語ではあまり難しいことは言っておらず、「ああ、ライオンだ」などとライオンを讃(たた)える表現が繰り返し使用されています。

ミュージカルのライオンキング、二幕冒頭で歌われる「ワン・バイ・ワン」は全てズールー語の楽曲です。

では、ミュージカルのライオンキングで使用されるズールー語とはどんな言葉なのでしょうか。

ズールー語はアフリカ言語の1つ

ズールー語は現在南アフリカ共和国の公用語の一つとなっています。

他に、ジンバブエ、レソト、マラウイ、モザンビーク、エスワティニなどの国々で話されているようです。

ズールー語を話す、ズールー人という民族も存在します。

ズールー王国というのも19世紀ごろにあったようですよ。

気になる方はぜひ調べてみてください。

ライオンキングの世界観がぐっと深まります。

ワン・バイ・ワン

ワン・バイ・ワンミュージカルのライオンキングで使用される弾圧されたアフリカ民族に関する歌です。

ズールー語が話される地域は南アフリカ共和国にも含まれています。

昔、南アフリカでは黒人差別政策である「アパルトヘイト」が行われていました。

そんな差別や抑圧に負けずに、アフリカ人としての誇りを勇ましく歌った曲です。

サークルオブライフには「Siyo Nqoba」、ワン・バイ・ワンには「Sizo nqoba」という類似の歌詞が出てきます。

どちらも「我々は勝利する」という意味だそうです。

ライオンキングにはアフリカの魂も込められているんですね。

ライオンキングの歌詞に込められたアフリカの言葉

ライオンキングでは複数のアフリカの言語が使用されています。

ライオンキングには豊富な挿入歌があり、中にはアフリカの言葉を使った歌詞があるのも特徴的ですね。

先ほど解説したズールー語以外に、スワヒリ語が多用されています。

スワヒリ語は東アフリカの多くの地域で使用されている言語です。

ちなみにズールー語、スワヒリ語のどちらも使用される国があるとか。

マラウイ、モザンビークという、南アフリカと東アフリカの間にある地域の国だそうです。

ズールー語とスワヒリ語はバンドゥー語群と呼ばれる共通性のある言語で実は関係があります。

ライオンキングはバンドゥー語群が使用されるアフリカが舞台と考えると作品への理解が深まりますね。

ズールー語やスワヒリ語がまつわる話にはラフィキが関わっています。

ラフィキは呪術師の年老いたヒヒです。

映画内で、最も印象的なズールー語のシーンである冒頭もラフィキがシンバを掲げます。

ハクナ・マクタをティモンとプンバァに教えたのもラフィキだそうです。

偶然か分かりませんが、ライオンキングの象徴的なシーンに登場する呪術師を通してアフリカの魂が伝わってきますね。

ちなみにベイマックスにもモデルの国があったとか。

ぜひ確認してみてくださいね。

スワヒリ語もアフリカ言語

スワヒリ語東アフリカで使用されている言語で、ライオンキングの登場人物の名前の由来にもなっています。

主な登場人物
  • シンバ(ライオン)
  • ナラ(贈り物)
  • ラフィキ(友)

他にも登場人物の名前の多くがスワヒリ語から取られています。

主人公のシンバもヒロインのナラもスワヒリ語が由来の名前なんですね。

私たちにとってはアフリカの言語は馴染みが薄いですが、ライオンキングを通すととても親しみを感じます。

ハクナ・マタタはスワヒリ語

ハクナ・マタタスワヒリ語です。

作中の大事なキーワードで、挿入歌もあります。

歌詞でも繰り返されますよね。

ハクナ・マタタも大部分の歌詞は英語版や日本語版ですが、大事なフレーズはスワヒリ語で表現されているところにこだわりを感じます。

父を失い、故郷に帰ることも叶わないシンバは砂漠で行き倒れてしまいました。

そんな中、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァにシンバは助けられます。

ティモンとプンバァは元気のないシンバに「ハクナ・マタタ」を教えます。

「くよくよするな」という意味でそれをモットーにティモンとプンバァ、そしてシンバは暮らすというストーリーです。

悩まずに生きるという考え方で、絶望の淵にいたシンバは立ち直り、仲間と共に成長していきました。

「ハクナ・マタタ」という言葉ですが、

ハクナ(Hakuna)は「ない」

マタタ(Matata)は「問題」

という意味で直訳すると「問題ない」となります。

スワヒリ語の素敵な言葉ですよね。

まとめ

  • 冒頭の雄叫びはライオンを讃(たた)えている
  • サークルオブライフは前半の歌詞がズールー語
  • ライオンキングでは複数のアフリカの言語が使用されている

ライオンキングの雄叫びがなんて言ってるのかというと、アフリカの魂を込めた言葉でした。

なんて言ってるかわかるとよりライオンキングの世界観が深まりますね。

ぜひ、次に観る際は雄叫びを含め様々なアフリカの言語でなんて言ってるのか耳をすませてみてください。

2019年に公開されたCGリメイク版のライオンキングです。

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